こんにちは!GWでさぼり気味になっていたブログも再スタートです。
まずは、前回の復習
1. 前回の復習
まずは、前回のおさらいから。
詳細はこちらの記事にまとめています:
👉 前回の記事はこちら
前回までにやったことは以下の通り:
- 革の選定
- 足の測定
- 紙で型紙を起こす
この中でも、足の測定の細かい部分については、これから少しずつまとめていこうと思います。
正直なところ、測定はできるし理解もできるけど、数値を見てすぐに説明できるほど見慣れていないんですよね…。もっと経験を積んでから、しっかり記載していきます!
紙で型紙を起こす。のやり直し
さて、前回つくった型紙を先生に見せたところ……
まさかの「全然違う」と一刀両断されてしまいました(笑)
あれ?そんなにズレてたっけ?と思いつつ話を聞いていると、だんだん思い出してきました。
前回の型紙(問題アリな方)

さて、何が違ったのかというと:
▷ 木型に沿わせていなかった
型紙は、実際に木型にしっかり沿わせて作る必要があります。
空間の感覚を足を入れて確認するためにも、木型とのフィット感は大事。

▷ 張り位置が間違っていた
特に踵部分。
本来は上から貼るべきパーツを、間違えて直接貼ってしまっていました。

見えにくいですがパーツを直接つけていました。

修正後の踵部分、後ろにあるデザイン部分は入れていません。
▷ 縫い位置のテープがなかった
履き口の開き具合など、縫い位置を把握するために、セロハンテープなどで縫い位置を明示するのも重要。
今回、ちゃんと貼ってみました(精度はまだ改善の余地アリです)

少し見えにくいですが、縫い位置のところにセロハンを貼り、止めています。もっと正確に貼った方が良かったんですが外れやすかったので、また次に精度を上げることにします。
こうやって型紙を起こす作業のなかで「見える範囲」をちゃんと確認して、「これでいいのか?」「修正が必要か?」を見極めていくことが本当に大事なんですね。
▷ 外羽根の位置も調整
今回はこの位置にしましたが、もっと前にすれば履きやすさが上がり、スニーカーっぽい印象になります。
逆にこれ以上後ろにすると、履き口が狭くなって足が入りにくくなってしまうので、そのあたりのバランスも考えつつ調整しました。

ねっ、前回と全然違ってて、、勘違いって怖いですw

前回の型紙の状態だとそもそも足入れができない状態でしたし、正直、見れる範囲のはなかったです。やはりちゃんと木型に沿わせてしないといけないなと思わせる5月12日でした。
3. 次は革の裁断!
新しく作った型紙で実際に足入れしてみたところ、問題なくフィット!
ということで、次のステップは「革の裁断」です。
型紙はまだクラフトペーパーの状態なので、まずはこれをもう少し強い厚紙に転写するところから。
地味ですが、モノ作りにおいてこの型紙の精度がとても重要です。丁寧に、確実にやっていこうと思います。
次回予告
次回は、厚紙に型紙を転写して、革の裁断に入っていくところからスタートです。
ではまた!😀

月の靴工房 鎹
香里まつだ整骨院で施術を行いながら、毎週月曜日の午前を靴の勉強・作製に充てています。ブログで勉強したことをまとめて、自分の復習がてら、2026年までに実店舗をもつことが当面の目標です。間で、治療のことや、革小物のことも挟みそうですが興味があれば、またお読みいただけますと幸いです。

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